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教育コラム

Vol.1

読書の秋!親子で見つける心に残る一冊

2013.11.05

いよいよ秋も本番。秋の夜長には、お子さんに本の読み聞かせをして、親子の絆を深めてはいかがでしょう?親に読んでもらった絵本は、一生思い出に残るといいます。また、親の声には、子どもの心を落ち着かせる効果があるそうです。

「もう読み聞かせをしなくても自分で読めるよ」というお子様には、子どもに音読をさせて、親が聞いてあげましょう。
何度も同じ本を音読して暗唱するまで読み込むことで、言葉のフレーズを暗記し、自分のものとすることができるので、作文力、国語力が確実にアップします。

また、聞き手が親ということで、「自分が認められている」という気持ちを持つことができ、自尊感情が高まる効果もあるでしょう。親は、この機会に、子どもをたっぷりと褒めてあげましょう。

私には3人の子どもがいて、子どもたちと一緒にたくさんの本を読んできました。その中で、よかったな、と思った本をいくつかご紹介したいと思います。

  • 本を選ぶ際は、下記の点に留意しています。
  • ・一時的ではなく、ずっと読める本か
  • ・子どもが心から興味を持つ楽しい内容であるか
  • ・テーマが普遍的で、「気づき」を得られるかどうか
  • ・国語力の向上に役立つかどうか

それでは、順番にご紹介いたします。

★芸術の秋を親子で堪能!

『もりのかくれんぼう』

作:末吉暁子 絵:林明子 偕成社
秋にぴったりの名作です。
兄と遊んだ帰り、森に迷い込んだケイコが、不思議な男の子「かくれんぼう」と出会い、その友達のさまざまな動物たちと一緒にかくれんぼをしていきます。巧みな隠し絵が盛り込まれていますので、親子で一緒に、楽しく隠し絵を探せるでしょう。大人も子どもも楽しめる一冊です。

★生きる意味を親子で考えさせられる不朽の名作

『100万回生きたねこ』

作・絵:佐野洋子 講談社
あるところに、ある猫がいました。100万回生きて100万回死んだ不思議な猫です。あるときは、泥棒の猫、あるときは、大金持ちに飼われた猫でした。この猫は、今までのすべての飼い主がきらいだったので、死ぬことができませんでした。しかし、白い猫と出会い、愛を知り、自分の人生を生きるようになってからは・・・。
尊い「いのち」について、親子で深い話ができることでしょう。

★世界に目を広げさせるきっかけに。

『ともだちのしるしだよ』

作:カレン・リン・ウィリアムズ、カードラ・モハメッド
絵:ダーグ・チャーカ 訳:小林葵 岩崎書店
難民キャンプで実際にあったお話を、物語にしたものです。
難民キャンプで過ごす少女2人の厳しい現実と、その友情が描かれています。
読み終わったあと、難民を生み出す社会背景について考えたり、国際問題や平和・戦争についての他の本に目を向けたりするきっかけにもなるでしょう。

★「サンタとは何か」考えはじめたお子様にも。

『サンタのおばさん』

作:東野圭吾 画:杉田比呂美 文芸春秋
ベストセラー作家が送る、クリスマス・ストーリー。
これから冬に向けて、季節感たっぷりのファンタジーです。
「サンタは女性ではだめなの?」というテーマも現代的で、男女平等のあり方を考えさせられます。著者の他の推理小説も読んでみたい、と思わされる一冊で、継続的な読書に導いてくれると思います。

★朗読・暗唱して、国語力アップ!

『声に出して読みたい日本語』『声に出して読みたい日本語2』

作:斎藤孝 草思社
国語力アップにおすすめの、言わずと知れたベストセラー本です。平家物語、枕草子、歌舞伎の名ぜりふなど、朗読・暗唱に適した日本の名作がズラリと揃っています。我が家の子どもたちも、この本を1冊、暗唱することで、ふだんは接することのない日本の古典に親しむことができ、国語が得意になりました。暗唱した文章は一生の財産になりますし、中学校以降の古典の学習でも、アドバンテージを発揮します。
いかがでしたか?読書の秋、ぜひ、お気に入りの一冊をお子様と見つけて、親子の絆を深めてください。きっと、その体験は、かけがえのない一生の宝物となることでしょう。

消費生活アドバイザー 常山あかね

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