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教育コラム

Vol.2

大掃除は親子で ~掃除がもたらす教育効果~

2013.12.06

今年も、年末の大掃除の時期が近づいてきました。毎年、大掃除に頭を悩ませている方も多いことでしょう。
最近は、家事代行サービスによる大掃除プランも手軽で人気ですが、やはり年末の大掃除は、家族みんなできっちりと力を合わせて行い、すがすがしい気持ちで新年を迎えたいものです。
親子で大掃除をすることで子どもに掃除の良さを教え、普段から家族全員で掃除をすることを来年の目標にしては、いかがでしょうか?

掃除をするとこんな教育効果が!

一見面倒な掃除ですが、掃除をすることにより、子どもにとっても次のような利点があります。

利点その1 無くし物、忘れ物が減る
掃除をすると、不要な物が少なくなり、物を見つけやすくなるため無くし物や忘れ物が少なくなります。学校に持っていくべき物が見つからず、いつまでも探して遅刻をしてしまった・・・ということもなくなりますね。

利点その2 公共心が身につく
汚れは自然と取れるものではないとわかれば、掃除をする人の事を考え、できるだけ汚さないようになります。また、自分が汚してしまったとしたら、自分できれいにするようになり「自分のことは自分でやる」といった自立心を養うことができます。

今の日本では、周囲に迷惑をかけている人がいてもその事をなかなか指摘できない風潮があるため、公共心を自然と身につける事が難しくなっています。「家庭」を一つの社会と考えることで、家の掃除から公共心を学ばせてはいかがでしょうか。

利点その3 あらゆることを確実に、はやくできるようになる
身の回りの掃除をすることによって、心が落ち着き作業のミスが少なくなるため、作業効率が格段にあがります。集中力が身につき、成績アップも見込めるでしょう。

利点その4 責任感が養われる
家事の一つである掃除を体験させることによって、家事の大切さを実感し、さらに自分は家庭の一員であるということを自覚させ、責任感を育みます。子どもは、自分も家族の一員であることがわかれば、他の手伝いもすすんでできるようになります。

我が家は、子どもが小さい頃から、掃除は担当制にしていました。例えばお風呂当番は、三人の兄弟が今でも輪番制で行っています。
洗面所など、他の場所の掃除もはじめは一人ひとり分担決めをしていましたが、慣れてきたら気付いた人がやるようになってきたのです。

動機づけのためには、最初は、お風呂掃除1回○円など、ゲーム感覚でお小遣い制にしてみてもいいでしょう。

また、大掃除のあとも、日常的に掃除をするように声をかけてみましょう。
そして、それを習慣化させましょう。そのためにはまず、小さな事から始めさせる事が重要です。

子どもが毎日続けられる掃除とは?

ここでは、子どもでも毎日続けられる掃除の例を幾つか挙げます。

1つ目 テーブル拭き
テーブル拭きは小さい掃除ですが、それをするかしないかで食卓の印象が大きく変わってきますので、達成感があり続けやすい掃除の1つです。

2つ目 階段掃除
階段は、毎日汚れてしまいがちで、ホコリが目立つところなので、こまめに掃除させてみましょう。普段何気なく上り下りしているところでも、足下に注意がいくようになります。

3つ目 靴並べ
玄関は、家の顔です。きれいに靴を並べることで、毎朝家族が気持よく家から出かける事ができます。

毎日続けさせるコツ

子どもに毎日掃除を続けさせるには、以下の点に留意しましょう。

コツ1 失敗を責めない
失敗を責められると子どもは自信を失い、同時にやる気も失せてしまいます。あくまでも、できたところを褒め、失敗したときは「次からこうすればいいよ」などと肯定的な言い方をするといいでしょう。

コツ2 助かっていることを伝える
助かっていることを伝えると、子どもは達成感を持ち、自己有用感も高まります。掃除の手伝い一つ一つに対して、家族みんなが助かっていることを伝えてあげましょう。

コツ3 他の場所もやりたいという気持ちを止めない
子どもは、少し掃除に慣れてくると、他のこともやってみたいと思うようになります。
その好奇心を止めないで、まずは、やらせてみましょう。

いかがでしたか?家族全員で大掃除にチャレンジすることで子どものやる気を高め、澄んだ気持ちと部屋で、気持ちのよい年始を迎えたいですね。

消費生活アドバイザー 常山あかね

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