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教育コラム

Vol.7

自分の声や話し方、自信がありますか~簡単にできる「自分」を輝かせる方法~

2014.05.09

新年度が始まってしばらく経ちましたが、初対面の人と挨拶を交わすなど、自己紹介をする機会が多かった方もいらっしゃるのではないでしょうか。ようやく一段落してきた頃と思いますが、そんな今だからこそ、ご自分の印象について振り返ってみては?
今回は、見た目とともに第一印象に大きく影響する「声」や「話し方」について考えてみたいと思います。

■声や話し方の印象、考えてみたことはありますか

普段、家族や友人と話をするときは、自分の印象や話し方より、その場の雰囲気や楽しさを優先しているかと思います。リラックスできる場であればなおさら、そうではないでしょうか。
では、職場や学校など公的な場ではどうでしょう。他の人の話を聞いて「落ち着きがあって安心感のある声だ」「明るくて親しみやすい話し方だ」と感じる人もいれば、「小さい声で聞き取りにくい」「元気のない話し方だな」と感じる人もいて自分はどんな感じだろうと気になることもあるのではないでしょうか。
誰しも自分が意識していない話し方や発声の癖を持っています。それは体型や声帯など体の構造に由来するものもあれば、後天的についた場合もあります。話し方や発声の癖は、個性ともいえる部分ではありますが、やはり「できるだけ良い印象を与えられる声や話し方になりたい」と日々思われている方も少なくないのではないでしょうか。

そんな方におすすめしたいのが「自分で自分の声をきくこと」です。

■ボイスレコーダーを使ってみよう

前述のように人はそれぞれ声や話し方に「癖」があります。それを知り、自分の良い部分をより多く引き出す方法の一つとして有効なのが「自分で自分の声をきくこと」です。
録音した声は、空気を伝わった音だけを切り取ったものになり、実際に自分できいている「骨を伝わった音と空気を伝わった音のミックス」とは違うため、違和感を感じると思いますが、それでも「癖」を知るためにはとても有効な手段となります。

性能の良いボイスレコーダーですと、電化製品売り場などで2万円前後から購入することができますが、わざわざ買ってまでという場合には携帯やスマートフォンなどに付いている機能を使っても良いでしょう。

■音読もひとつのトレーニングです

子どもの頃によくやった「本の音読」。普段読んでいる本を声に出して読んでみませんか。声を出す練習になると同時に、内容についてまた違った魅力を見つけることもあるでしょう。お子さまへの読み聞かせもいいですね。意識してワントーン高い声ではっきりと読むことは、とても良いトレーニングになります。
また、好きな歌の歌詞を詩のように読んでみてはどうでしょう。歌の良さを改めて感じられ、歌詞への理解が深まるので、実際に歌う際にいつもよりうまく歌えたりします。
こうした音読をボイスレコーダーを使って録音し、後から聞き返してみることで「この発音が紛らわしくなりがちだなぁ」「こういう話し方をしているんだなぁ」など気付きも多くあるはずです。
できれば、一定期間繰り返してやってみることをおすすめします。きっと始めた頃よりも、だんだん良くなってきていることに気付くはずです。語尾が明瞭になったり、よりイキイキと話せるようになったりしているのではないでしょうか。

■基本的な3つの練習法について

では、ここで基礎練習ともいえる3つの練習法について触れてみます。
検索エンジンで「ボイストレーニング」や「発声練習」と検索すると、多くの動画があります。練習法はその人によって合う・合わないものがありますし、目的により少し違ったりもしますが、今回は声を出す練習法として有名な「リップロール」「タングトリル」「ハミング」について簡単にご紹介いたします。

・リップロール
リップロールは、唇をふるわせながら音を出す練習方法です。唇を軽く閉じた状態で中央からまっすぐに細く息を吐きます。この時に唇をぶるぶるとふるわせながら声を出します。最初は唇の両端を指で持ち上げる感じで軽く押さえるとやりやすいです。必ず、首や喉の力を抜いて行うようにしてください。最初はただ「息を吐く」だけになってしまっても、繰り返し練習するうちに唇をふるわせられるようになり、慣れると音階も出せるようになります。

・タングトリル
タングトリルは、上あごに舌の先をあて「トゥルルルルル」と声を出します。巻き舌で声を出すイメージです。大きな声を出す必要はなく、小さな声で高い声、低い声と試してみてください。最初はコツがつかめないかと思いますが、繰り返し練習すると舌の動きもなめらかになります。こちらも力を抜いて行うことが大切です。

・ハミング
ハミングはまさに鼻歌です。ハミングをする時に、喉ではなく、できるだけ顔の前のほうで声を響かせるようにしてみてください。イメージとしては、眉間から鼻にかけて空洞があって、その空洞に音を響かせるという感じです。響きを意識しながら「ん~♪」と声を出しましょう。うまくできるようになったら、少し口を開けてやってみます。口を開けると少し難しくなるのですが、続けてやるうちに高い声を出しやすくなり、自分の声の響かせ方もわかるようになってきます。こちらも力を抜くことがポイントです。

これらの練習をする時には、顔全体を少しマッサージしてリラックスさせ、喉や首まわりの筋肉をゆるめることを意識してください。 難しそうに思えるかもしれませんが、最初から全てできる人はほとんどいませんのでご安心を。何度も少しずつやっていくうちに、ふとした拍子にできるようになったという人が多いようです。

練習していくうちに、次第に表情が明るくなってハリが出るなどの美容効果も期待できるので、一石二鳥です。
「リップロール」「タングトリル」「ハミング」は、いずれも美しい声を自然に出せるようになるための準備運動です。唇や舌を滑らかに動かせるようになると、声や話し方にも良い影響を与えますので、ぜひ続けて試してみてください。

■心身ともに健康であるために

声を出すことは、心とからだの健康にとても良いことがわかっています。
前述のような練習は、声を出す前の準備段階からコントロールしていくので、自分のからだを見つめ直すことにもつながります。また、良い意味で「自分自身の変化」を実感できるシーンも多くあるはずです。
深いリラックスを得られたり、ストレスを解消したり、からだ全体のめぐりを良くすることで精神面の安定にも効果を発揮します。
何より、自分の声がどんどん良い方向に変わっていくのは、本当に嬉しいことです。自分の声を好きになると、いろいろなことに積極的になれる気がしませんか。
素敵な声や話し方は、どんな洋服やアクセサリーよりもその人を輝かせます。今日からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ライター(教育) 石井悦子

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