検索

教育コラム

Vol.9

美しい文字を書きたい~7つのコツで、美しい文字を手に入れる~

2014.07.04

1日のうちで「文字を書く」ということは何回ありますか?
パソコンやスマートフォンなどによる文字のコミュニケーションが中心となった今、ペンを握る機会はとても少なくなったという方が多いのではないでしょうか。
こんな時代だからこそ、手書き文字でメッセージが添えられていると、うれしい気持ちになります。さらに丁寧に書かれた美しい文字なら、なおさら心に響きます。
今回は、美しい文字を書くために「今すぐできること」を中心にお伝えいたします。

●見知らぬ人にも好印象を与える「美しい文字」

手書き文字が美しいと「これを書いた人は、きちんとした人なんだろうなぁ。」「きっとステキな人に違いない。」など、たとえ見知らぬ人でも自分の中で“いい人認定”をしてしまうことはありませんか。
美しい文字が書けると、書いた文章以上のものが相手に届くような気がします。
美しいといっても、お手本のような文字である必要はなく、丁寧に書いたことが伝われば、それだけで好印象をもたれます。

好印象をもたらし、コミュニケーションを円滑にしてくれる手書き文字。
「わかっているけど面倒で」「自信がないから」「書くのは苦手」という方は意外と多くいらっしゃいます。「いまさら練習しても…」という方も。
そんな方でも大丈夫です!いつから始めても遅すぎることはありません。
思い立った時に気軽にチャレンジしてみませんか。

●「美しい文字」を書く7つのコツ!

人は、どのような文字を美しく感じるのでしょうか?
実は、美しい文字を書く人は、《美しく感じさせるコツ》を身につけています。これを押さえておくことで、あなたの文字は必ず美しくなります。
では、知っていると知らないでは大きく違う「7つのコツ」についてご紹介します。

(1)文字の「書き順」を守る
「左」と「右」という字はよく似た字ですが、書き順が全く違うことはご存知ですか?例えば「左」は「一」が先で、「右」は「ノ」を先に書きます。「書き順」は守って書くことで、文字に雰囲気が生まれ、美しく見えるようにできているのです。

(2)「起筆(きひつ)」をしっかりと
「起筆(きひつ)」とは文字の書き始めのところ、一番最初の部分です。ここをしっかりと書くことで、その後の部分も自然と整います。文字を書き始める時にはしっかり書くことを思い出してください。きっと丁寧で良い印象の文字に仕上がるはずです。

(3)とめ、はね、はらいを疎かにしない
毛筆で文字を書く時、漢字の「一」の終わりのとめ、「心」の二画目のはね、「大」の終わりのはらい、など「書き終わり」を大切にします。硬筆でも書き終わりを疎かにせず丁寧に書くようにしましょう。(2)とあわせて始めと終わりをきちんとすることで品のある文字になります。

(4)右上がり「6度」が美しい
ひらがなも漢字も、右上がりに「6度」傾いていると最も美しく見えるといわれているのはご存知でしょうか。6度というと(ちょっと右上がり?)と感じるくらいのわずかな傾斜です。美しいと思うお手本などと見比べてみるのも良いと思います。

(5)ひらがなは「文字の形」をイメージして
ひらがなにはそれぞれに「美しく見える文字の形」があります。例えば「あ」は三角形、「い」「か」「つ」などは横長の長方形、「う」「く」「し」などは縦長の長方形、「は」「ほ」は四角形、など「どの形にあてはまるか」を考えて書くとひらがなの美しさが際立ちます。

(6)左右対称と「間」に注意
「東」「田」「水」など左右対称の文字は、左右ができるだけ同じ大きさになるよう意識しましょう。線に囲まれた空間が均一に見えるように保つことも大切です。「三」のような文字は間隔のバランスで見え方が違ってくるので注意しましょう。

(7)漢字とひらがな・カタカナのバランス
「漢字にひらがなやカタカナが混ざるとバランスが悪くなる」と感じる時は、漢字とひらがな・カタカナを「1対0.8」くらいに書いてみましょう。バランスがとれて全体的に整った印象になります。

いかがでしょうか?
文字を書く際には、ぜひ取り入れてみてくださいね。

●もっと自信をつけるために

ここまでは美しい文字や、文章としても美しく見えるためのテクニックについてお話してきましたが、さらに自信をつけるために、ぜひやっていただきたいことがあります。
それは「ペンの持ち方」と「書く姿勢」です。
この2つのポイントが自己流になってしまっている方がとても多いのです。
正しくペンを持つことや、書く姿勢に気をつけることで、文字のあり方は随分変わってきます。楽に書けるようになるので、自然と文字自体もイキイキと美しくなるのです。

●近道はなくても、遠い道ではありません

美しい文字を書く近道は、やはり「練習を重ねる」ということです。
その際には必ず「お手本」を用意しましょう。書店で練習帳を購入するだけでなく、インターネットでも参考となる情報が多くあります。「お手本」を見ながら書くのも良いですし、少し向こうが透ける紙などを用意して『なぞる』というのも上達に近づく手段の一つです。
ちょっとした時間でも簡単に練習でき、短い時間でも続けることで上達していきます。文字を書いている時は無心になれるので、心のメンテナンスにもなるでしょう。
自分磨きの時間のひとつとして「文字を書く」時間を作ってみてはいかがでしょうか。

ライター(教育) 石井悦子

バックナンバー