マネーコラム

Vol.14

ライフサイクルと生命保険

2014.12.05

人生にはいくつかの段階があります。例えば、就職・結婚・子どもの誕生・子どもの進学・住宅購入・親の介護・相続・老後などです。これらの人生の段階の変化を「ライフサイクル」と呼びます。

もしものリスクに備えた保障を考えることと、このライフサイクルとは切っても切れない関係にあります。起こりうるリスクと、これに備えるために必要となる保障は、ライフサイクルに沿って変化していくからです。

<ライフサイクルと、もしものリスク>
将来の夢や目標のように、ライフサイクルの推移は人それぞれに違います。また、ライフサイクルは、健康で働き収入を得ているからこそ順調に推移し、実現できるものでもあります。

もしも自分や家族がケガや病気になったら・・・。一家の大黒柱に万が一のことがあったら、また病気やケガなどで働けなくなったら、描いた夢や今の生活がいっぺんに崩れてしまう可能性があります。それでは安心して生活ができなくなってしまいます。

こうした、もしもの「リスク(損失)」に備えるのが生命保険の役目なのです。

<死亡保障の必要額は、ライフサイクルに沿って変化する>
まずは、死亡保障について考えてみましょう。

例えば一家の大黒柱の死亡保障を考える時、独身のうちは大きな保障は不要でも、結婚後は、もしもの時に残された配偶者のため、必要保障額は上がります。また、子どもが産まれると、子どもの教育費や生活費が必要となるため、必要保障額はさらに上昇します。そして、末子が産まれた時が最も必要保障額が高額となる時期です。

その後は、子どもの成長と共に必要保障は徐々に減っていき、子どもが独立する時期になると、死亡保障は少なくてもよくなります。死亡保障を選ぶ時には、こうした必要保障の変化の推移に沿った保障を確保することが、無駄の少ない保険のかけ方となります。

<ライフサイクルの推移に合った保険>
この必要保障額の推移に合った保険が「収入保障保険」です。この保険では、万一の際、保障期間の残存期間の間、年金を毎年(または毎月)受け取ることができます。残存期間が長いほど合計受取額は多くなりますので、ライフサイクルに沿った必要保障を無駄なく確保できます。また、死亡保障のほか、保険会社が定める高度障害に該当した場合にも年金が受け取れます。

<病気やケガのリスク>
次に、病気やケガのリスクについて考えてみましょう。
もしもの病気やケガで入院となった時、治療費や働けない期間の収入の確保という面から保障を確保していく必要があります。また、がんなどの3大疾病は、他のケガや病気の際にかかる医療費と比べると非常に高額な費用がかかることがあります。とくに生活習慣病のリスクが高まる年齢に近づいている人は、こうした保障も早めに確保することが大切です。

<複数の保障を総合的に確保できる保険商品>
このように、必要となる保障には、死亡保障や高度障害保障のほか、医療や3大疾病などに備えた生きていくための生前給付保障を考えることも大切なのです。

こうした複数の保障を無駄なく効率よく確保するには、自分に必要な保障を選んで組み合わせて一つの保険として設計することができ、ライフサイクルごとに見直しもできるような、自在性の高い『総合保障型の保険商品』がお勧めです。

総合保障型商品には、多数の各種特約がラインアップされており、自分に必要な保障を選ぶことが可能です。そして、この特約類は年々リニューアルされて、より良いものが発売されたり、進歩する医療技術や治療方法に対応させたものや既往症がある人でも加入できるものなどの新商品が次々と開発され、注目されています。

また、ライフサイクルは途中で変化することもあります。収入の増減やお子さまの進学コースの変化などにより、必要保障にも変化が生じるのです。

自分の保険が今のライフサイクルに合っているのか、そして、今の時代にマッチした保障を確保できているのか、定期的にメンテナンスすることが大切です。
この機会に、現在の保険の内容を確認してみていただければと思います。

保険ジャーナリスト 森田直子