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春は苦味 山菜を食べましょう

ふきのとう、こごみ、タラの芽、ウド、うるい...
スーパーに行くと、野菜売り場の目立つ場所に、旬の山菜が並べられていますね。
トマトもきゅうりもなすも一年中手に入り、食材に季節を感じにくくなったと言われて久しい昨今、春は山菜に始まり、筍、グリンピースなど、季節感あふれる野菜が店頭を賑わせてくれる嬉しい季節です。
特に山菜は、見かけるとつい買ってしまいます。
独特の香りや味わいを持つモノが多く、好き嫌いが分かれるところですが、最近は好んで食べるようになりました。
カラダが欲しているように、無性に食べたくなることもあります。
子どもの頃は見向きもしない食材のひとつだったのに不思議です。
なぜでしょうか? きっと何かがあるはずです。
ということで、春の山菜について調べてみました。

春は苦味

「春は苦味、夏は酸味、秋は辛味、冬は脂肪」という言葉を、中学の家庭科で習ったのを憶えています。
ちょっと調べてみたら、明治時代、食事の指導で病気を治した食医・石塚左玄の『食物養生法(しょくもつようじょうほう)』という書物にある言葉だということがわかりました。
「春苦味(はるにがみ) 夏は酢の物 秋辛味(からみ) 冬は油と合点(がてん)して食え。」
春は苦いものを食べて、冬の間に蓄積した脂肪や老廃物を排出して胃腸の働きを整える。
夏は酢で食中毒を予防し、食欲を増進させる。
秋は辛味で夏場に緩んだ身体に刺激を与える。
冬は寒さに備えて皮下脂肪を蓄えるために油を摂る。
という意味だということ。
春に山菜の苦味を摂ることは、理にかなっていることなんですね。

山菜の栄養

山菜の苦味やえぐみなどの特有の風味は、主にポリフェノールによるものだそう。
ポリフェノールは強い抗酸化力があり、血行促進、代謝促進などの作用があることはよく知られていますよね。
代表的な山菜の栄養分などを調べてみました。

・ふきのとう
苦味の代表選手のふきのとうの苦味のもととなる成分は、フキノール酸、アルカロイドなどのポリフェノール類とのこと。
胃腸を整える働きがあるそうで、カロテンやビタミンCも多く含んでいるとのことです。
・タラの芽
「山のバター」という別名があるそうで、タンパク質、脂質、ビタミン類も含むとのこと。
苦味成分のエラトサイドは、抗酸化力があり、糖の吸収を穏やかにする働きがあるとの情報もありました。
・こごみ
豊富な不溶性食物繊維を含み、整腸作用が期待できるそうです。
その他、βカロテン、ビタミンEが豊富で、免疫力を高める効果や抗酸化作用もあるそう。

山菜は寒い冬を堪えて芽吹いた、新しく若い力にみなぎっている食材でもあります。
栄養的にも春に摂取するのにふさわしい食材ですので、旬の山菜を積極的に食事に取り入れて、山菜パワーで季節の変わり目を乗り切りましょう。

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